本を読む4冊目
恩田陸(女性だと知らなかった)
あまり小説は読まないのでかなり久しぶりに読みました。前回読んだ小説が何かわからんぐらいには久しいです。
蜜蜂と遠雷 [ 恩田陸 ]
蜜蜂と遠雷
『蜜蜂と遠雷』ピアノ全集[完全盤](8CD)
あらすじをざっと書くと
国際ピアノコンクールの優勝をかけて色んな人(天才とか凡人)がピアノを弾く話です。
ざっとすぎるのは置いといて自分は音楽といえば小学校4年ぐらいピアノをやっていたのと後はリコーダー。そして実はアコーディオンをやったことがある。
しかし、まじめにやっていたかと言われると嫌々。そりゃもう嫌々やってました。なんとなーーーーく音楽って女の子がやるようなイメージが勝手にあったのであまりモチベが無かったのです(とんでもない偏見)。
ほんで音楽なんか全く触れてなかったわけで、この本の最初の方にコンクールの課題曲とかが書いてあって、もうイ短調とかなんだとか(借りた本なので忘れた)よく分からんわけですよ。
なのでちょっと付いていけるか心配でしたがそんな心配はご無用なわけで。ものすごいのめり込みました。
表現力がすごい。コンクール出番待ちの緊張感がこちらにも伝わってくるんですよ。手に汗握りますよ(暑かったのもある)。
あと本から音が聞こえてくるんですよ。別にCDをかけてたとかyoutubeで流してたとかじゃなくて、あーこんな演奏なんだなあみたいな。
もう最後の方はのめり込み過ぎて終わらないでくれって願ってましたが終わりました。登場人物の将来がすごい気になるし、実在する人物なら曲を聴きに行きたいからいてくれって願ってましたがフィクションでした。
簡単に言うと音楽の素晴らしさを教えてくれました。読んでる途中から全く興味を失っていたピアノを数年ぶりに弾きたくなるぐらい。もうとにかくなんでもいいから音楽が聴きたくなるぐらい。この世の中音で埋め尽くされてるし、音は世界共通の言語になってもいいんじゃないか。そう思わされるぐらい。
ほんとすごいから読んで。ただ500ページぐらいあるから長いかも。自分は日曜日に350ページぐらい読んじゃうぐらいのめり込んじゃったんですけども。ピアノ弾きてえ~。