本を読む 10冊目
読書という荒野
自伝的要素が多めで6割近くは本の紹介みたいなもんなのですが折角なので書き残しておきます。
著者が元編集長で今は幻冬舎代表取締役社長なのもあって語彙がすごい。難しい漢字がいっぱいあって調べまくちゃった。なのでちょっと読みづらいかも。
話は結構本質的な感じ。ただ根拠はあんまり書かれてなかったけど。
知識を積み重ねてもしょうがない
情報の断片を積み重ねるより、そこから何を感じたかの方が重要だ。
だから本を速読するとかそういうのはくだらない。まさにその通りだと思う。また
ビジネス書や実用書には「結論」しか書かれていない。
プロセスは十分には表現されず、成功体験だけが、方法論の形をとって描かれている。
昨今たくさんのビジネス書が書店に並んでいてレビューでは読んでも役に立たないというのを見かける。読書は情報を得るだけでなく他者への想像力を磨く。自分がどう感じるかを磨かなければならないのだなと。(ただ根拠が)
読書にたいしてこういった考えたがありそれを踏まえて著者の人生と人生に関わった本について述べられている
自己検証 自己嫌悪 自己否定の3つがなければ、人間は進歩しない
かなりネガティブだ。自己検証と自己否定は当たり前だと思っている事を検証したり反省だったりとかでなんとかポジティブにとらえて納得できるけど自己嫌悪はちょっとネガティブすぎる。
いくら高邁な理想を抱いたところで、それを実行に移さないと意味がない
学生運動が盛んだった時代に自分の思想を貫き通せなかった。この経験が自己嫌悪、自己否定をもたらした。
このような、自分の人生を変える出来事はこの3つの要素が大きいのか。(ただ根拠g)
圧倒的努力とは
人が寝ているときに眠らないこと。人が休んでいるときに休まないこと。
それが圧倒的努力だ。努力は圧倒的になって初めて意味がある。
確かにそうだけどこれもあんまり納得したくない(だって根きょ)。差をつけるにはそうしないとだめなんだろうけど果たして効率はいいのだろうか。
しかも「よかったですよ」「面白かった」程度では感想とは言えない。
これはすごい難しい。こんな自己満で書いてるブログでさえ良い言葉を選ぶのは大変だし(なので割りとパッと直感で書いちゃってるけど)。まあ備忘録的なのだからいんですけどもね。
旅の本質とは「自分の貨幣と言語が通用しない場所に行く」という点にある。
知らない世界だけでなく自分の常識が通用しない世界だからねえ。
そうした環境では自己愛は成立し得ず、裸形の自分がさらけ出される。必然的に自分と向き合わざるを得ない。つまり自己検証、自己嫌悪、自己否定を余儀なくされるのだ。
そうか?旅してて自己嫌悪とかあるか?ちょっと大げさすぎだわ。
あとは結構自分の人生を変えた本の紹介が多かった。(「そこから何を感じたかの方が重要だ。」っていう精神があるから小説が多め?)この本の中から読む本を決めるのも良さそうですね。まあ立ち読みしてメモるのがいいんじゃないでしょうか!
第4章の最後に
この章の最後に、僕が今、誰にでも読むことを強くおすすめしている本を一冊だけあげておく。恩田陸の『蜜蜂と遠雷』だ。これほどまでに面白くて感動的な作品はなかなかない。
というわけで読んだ。んでめっちゃおもろかったからみんなも読んでみてね。